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FC琉球、昇格へ好発進 サッカーJ3開幕 18歳幸喜、鮮烈J初ゴール 金監督、独自色采配はまる【24日の試合】


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FC琉球、昇格へ好発進 サッカーJ3開幕 18歳幸喜、鮮烈J初ゴール 金監督、独自色采配はまる【24日の試合】
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカーの明治安田J3第1節第1日の24日、FC琉球OKINAWAはロートフィールド奈良で奈良クラブと対戦し、2―1で勝って開幕を白星でスタートした。前半は15分、右の上原牧人のクロスを幸喜祐心が胸トラップから左足を振り抜いて先制し、自身J初ゴールを決めた。34分には鈴木順也のロングパスから白井陽斗が右足で2点目をたたき込み、2―0で折り返した。後半は38分、右クロスから中央でヘディングを決められ、2―1にされた。その後も攻められ続けたが、守って逃げ切った。次戦は3月2日午後4時から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで松本山雅FC(長野)と対戦する。当日は沖縄市市制50周年オリジナルTシャツを先着5千人に贈呈する。

(1)ロートF
琉球 1勝(3)
 2―1(2―0,0―1)
奈良 1敗(0)

▽得点者 【琉】 幸喜(1)白井(1)【奈】 百田(1)
▽観客 2007人


 18歳の幸喜祐心が鮮烈のJ初ゴールでチームの開幕戦勝利に大きく貢献した。県出身選手のホットラインから、チームの今季初ゴールが生まれた。前半15分、上原牧人からの右クロスに相手DFの動きを確認しながら、胸トラップで左へ反転し、左足を振り抜いた。

 幸喜は宜野湾市出身で琉球のアカデミー出身。昨年11月にJデビューを果たした。「めちゃくちゃうれしい。勝ち点3に貢献できたことが本当にうれしい」とはにかんだ。34分には、DF鈴木順也のロングボールを白井陽斗がうまく相手DFを振り切り、右足で気持ちよく蹴り込んだ。

 押し気味に進めた前半とは打って変わり、後半は守る時間が長かった。GK六反勇治が期待通りの好セーブを見せたが、たび重なる攻撃で空中戦から失点。最後まで攻められ続けて逃げ切る形となり、簡単な試合ではなかった。

 幸喜のスタメン起用と上原の右MFへの配置、DFの布陣を中央の鈴木、左の藤春廣輝、右の森侑里の3バックにするなど金鍾成(キン・ジョンソン)監督の采配に独自色が出た。幸喜は「このまま満足せず、試合に出続けてもっと貢献したい。次も得点できるように頑張る」と意欲を示した。

 (大城三太)