プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスの選手らは15日、埼玉県のさいたまスーパーアリーナで16日に行われる第99回天皇杯全日本選手権大会決勝に向けて那覇空港を出発した。初優勝を懸け、2年連続の千葉ジェッツとの頂上決戦に挑む。
出発前に那覇空港で行われた記者会見で、桶谷大HCは「千葉JはEASLで優勝して流れに乗っているが、自分たちも今一番良い状態。楽しみだ」と語った。「ディフェンスをメインに練習してきた。相手の富樫勇樹をどれだけ勢いに乗せないかが重要だ。優勝してカップを沖縄に持って帰り、歴史を変える」と意気込んだ。
今村佳太は「昨年の天皇杯のリベンジという思いが強いが、チャレンジ精神を忘れずに戦う」と闘志を燃やした。「3点弾を気持ちよく打たせないようディフェンスを意識し、チームとしてアグレッシブさを忘れずに戦う」と展望した。
岸本隆一は「純粋に楽しみな気持ちだ」と決戦への期待を語った。「ルーズボールやリバウンドなどの球際、ディフェンスと準備してきたことを生かす。会場に来られない方もいると思うが、応援してくれるみんなの思いが自分たちを突き動かす。必ず優勝して帰ってきたい」と勝利を誓った。
(名波一樹)