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山城将吾(沖縄ガス)一般2連覇 31歳、「力には自信」 OTV杯相撲選手権


山城将吾(沖縄ガス)一般2連覇 31歳、「力には自信」 OTV杯相撲選手権
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 相撲の第46回OTV杯県選手権大会は3日、那覇港新港ふ頭で行い、一般の部で山城将吾(沖縄ガス)が宮里海舟(渡開発)を押し出して2連覇を果たした。高校の部は山城咲武斗(中部農林)、中学の部は仲宗根広陽(浦添)が優勝した。高校団体は中部農林、中学団体は伊江が頂点に立った。


 一般の部は沖縄ガスの山城将吾が力で圧倒し2連覇を達成した。「31歳で若手とはいえない年齢だが、優勝したいという気持ちがあった」と充実した表情で語った。

 中部農林高校時代に美ら島沖縄総体に出場し、団体準優勝を果たした。堅実な相撲が持ち味で「派手な技はないが、力には自信がある」と自負する。実力を発揮し1回戦から準決勝まで危なげなく勝ち進んだ。

 決勝の相手は体格が互角。立ち会いでぶつかり、力勝負になった。相手がいなしてきた隙を見計らい、一気に土俵際に押し出した。「(相手に)押し込まれるようなタイプではない。馬力には自信がある」。力業で優勝をつかんだ。

 学生時代とは違い、現在は仕事をしながらの鍛錬。「練習に時間を割けない中での大会だった」と語るも、前回優勝したOTV杯に懸ける思いは強かった。「(初夏で気温が高く)選手が体を動かしやすい大会でもある。当然2連覇は意識していた」と引き締まった表情を見せた。

 今後は国スポ出場に向けて鍛錬を重ねる予定だ。「団体優勝に向けて一層努力したい」と前を見据えた。

(渡真利優人)