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FC琉球、セレッソ大阪戦へ「力出し切る」 ルヴァン杯、22日ホーム戦 白井、富所ら好試合に期待


FC琉球、セレッソ大阪戦へ「力出し切る」 ルヴァン杯、22日ホーム戦 白井、富所ら好試合に期待 22日のセレッソ大阪戦に向けて調整する鈴木順也(左)と白井陽斗=15日、八重瀬町スポーツ観光交流施設(大城三太撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 JリーグYBCルヴァン・カップ1次ラウンド3回戦は22日、各地で行われる。J3のFC琉球OKINAWAは午後7時から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでJ1セレッソ大阪と対戦する。

 5400人が詰めかけた2回戦のJ1ガンバ大阪戦は2―1で勝利し、サポーターを大いに沸かせた。落ち着いたプレーで守備を支えた鈴木順也、先制点の富所悠、決勝点の白井陽斗らが万全の体調で臨めれば好試合が期待できる。

 白井はリーグ9得点でJ3得点者トップを走り、好調だ。14年間ガンバ大阪に所属し、セレッソは特にライバル視してきた。「負けられない。個々の能力を見ても差はない。90分間、全員が100%の力を出し切れるかどうかになる」と誰よりも気合を込める。

 鈴木は「勝てるチャンスは十分ある。失うものは何もないし、楽しむだけ。ホーム戦でサポーターの心強い応援もある」と自然体で挑む。

 セレッソは14試合をこなし、現在J1で8位。元琉球の上門知樹=うるま市出身、与勝高出=が在籍し、故郷沖縄での戦いぶりに注目が集まる。サブでの起用が多いが、13試合に出場しチームにとって必要不可欠な存在となっている。

 琉球のMF岡澤昂星はセレッソから育成型期限付き移籍で琉球に所属しているため、規定により、セレッソ戦は出場できない。「セレッソはハードワークをしっかりやって、がんがん攻めてくるチーム」と語り、「程よい距離感でテンポのあるサッカーを展開したい。第12節の讃岐戦や天皇杯県予選の沖縄SV戦はシュート数が少なかった。シュートを打つ意識付けを練習からしている」と仲間に勝利の思いを託した。

 (大城三太)