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キングス、インサイド強力 広島は地区王者連破で勢い あす25日、Bリーグ頂上決戦


キングス、インサイド強力 広島は地区王者連破で勢い あす25日、Bリーグ頂上決戦 ゴール下で圧倒的な存在感を誇るキングスのジャック・クーリー
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 バスケットボールBリーグのシーズン王者を決める日本生命チャンピオンシップ(CS)決勝(2戦先勝方式)は、25日に横浜アリーナで始まる。2連覇が懸かる琉球(西地区2位)と初優勝を狙う広島(同3位)の頂上決戦は、初の西日本勢対決。琉球はインサイドが強力で、主力の多くが昨季の優勝を経験しているのが強み。守備力が持ち味の広島はワイルドカード枠から勝ち上がり、勢いづく。

 琉球はレギュラーシーズン(RS)の1試合平均リバウンド数がリーグ3位。身長206センチの大黒柱、クーリーは千葉Jとの準決勝で2戦続けて得点とリバウンドで2桁の「ダブルダブル」と調子を上げる。爆発力のある今村が準々決勝で負傷して本調子でないのが気がかりだが、岸本やロー、ダーラムらスコアラーは豊富。同地区の広島にはRS3勝1敗と苦手意識はない。

 広島は準々決勝で中地区王者の三遠、準決勝では西地区覇者の名古屋Dを連破し、波に乗る。RS平均失点はリーグ3番目に少ない73・4点で、決勝でも守備からリズムを生み出したい。CSではエバンスが平均19・8得点、山崎が3点シュート成功率55・9%と好調。23歳のガード中村は負傷離脱した寺嶋の穴を埋めており、3人制のパリ五輪予選に参加した三谷が合流したのも好材料だ。

(共同通信)