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キングス「必ず連覇」 岸本、意気込み語る きょうCS決勝、広島戦 横浜アリーナ


キングス「必ず連覇」 岸本、意気込み語る きょうCS決勝、広島戦 横浜アリーナ
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 プロバスケットボールBリーグのチャンピオンシップ(CS)ファイナル(決勝、2戦先勝方式)が25日から始まる。2連覇を狙う琉球ゴールデンキングスと、各地区の王者を下して勝ち上がり、初優勝を狙う広島ドラゴンフライズが対戦する。会場となる神奈川県の横浜アリーナで24日、記者会見が行われ、両チームがこれまでの戦いぶりや相手チームに負けないところなど、優勝に向けた意気込みを語った。

 キングスは3年連続の決勝進出。「シーズン通してこの3年でもかなり大変だった」と振り返る桶谷大HC。CSを勝ち上がるごとに成長するチームを「どんどんビルドアップして、チームが強くなって一体感がすごくある。ファイナルが楽しみ」と高揚感をうかがわせた。今村佳太は積み上げてきた経験値が広島よりも勝っているとしつつ、「広島は勢いに乗っているので受け身にならず、自分たちがCSを取る気持ちで上回っていかないといけない」と力を込めた。

 記者から「方言で意気込みを」と問われた岸本隆一は「まくとぅそーけーなんくるないさ(正しいことや真=誠のことをしていれば、何とかなる。の意味)」と応答。「CSに入った段階からも成長してきている。自分たちが明日からの試合でも良くなっていけるようにいいバスケットを表現できるようにしたい」とし、「僕たちには2連覇の権利があるので、必ず勝ち取って達成したい」と歴代2チーム目となる2連覇へ挑む。

 広島のカイル・ミリングHCは「初のCSファイナル出場で私たちに失うものはない。一生懸命プレーして、トロフィーを持って帰りたい」と初優勝を誓う。以前はキングスに所属し、古巣との対決となったドウェイン・エバンスは「琉球にいたときはいい思い出しかない。ディフェンディングチャンピオンとこの地で戦えるのは素晴らしいこと。しっかりとしたプレーを琉球にしていきたい」と対戦が楽しみにしているようだった。

 大学の先輩にあたる岸本との対決になる中村拓人は「リーグを代表するような選手とこの舞台で戦えることはうれしく思うが、負けたくない気持ちもある。全てをぶつけて挑戦者として戦いたい」と言葉に力がこもった。

 CS決勝は第1戦は25日正午から、第2戦は26日午後1時10分から行われる。1勝1敗となれば第3戦を28日午後7時5分から行う。

 (屋嘉部長将)