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キングス敗戦 ロー、攻守で気を吐く チームトップの16得点<BリーグCS決勝第2戦>


キングス敗戦 ロー、攻守で気を吐く チームトップの16得点<BリーグCS決勝第2戦> キングス―広島 第1Q、ゴールを狙うキングスのヴィック・ロー(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 25日の試合で7得点だったヴィック・ローが26日の試合はチームトップ3点弾4本、16得点と気を吐いた。試合には負けはしたものの攻守でチームを引っ張った。

 第1クーター(Q)途中にスリービッグのラインナップにするためにコートに入ったロー。25日の試合に引き続き、素早く守備のカバーに入りながら、この日は攻撃でも活躍した。

 第2Qには相手のビッグマンのローテーションの遅れを見逃さず、アレン・ダーラムとのパス交換で崩し、最後はダーラムの3点弾をアシストした。さらに2Qで2本、第3、4Qでは1本ずつ3点弾を決めた。

 長距離砲での得点を決めたものの、持ち味であるスピードを生かした得点は2点にとどまった。第3戦はローのスピードを生かしたペイントアタックが増えれば、多彩な攻撃のきっかけになり、チーム全体の得点が伸びそうだ。

 会見でローは「ディフェンスのところで精彩を欠いてしまった部分があった。そこから相手にリードを奪われたのが一つの敗因だ」と語り、改善を誓った。準々決勝、準決勝に続く第3戦までもつれ込んだが「これまでの試合とは違った試合になってくると思うが、また新しい気持ちを持って臨んでいきたい」と気を引き締めた。

 (屋嘉部長将)