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BリーグCS決勝、西地区対決は史上初 キングスは3年連続進出も2チーム目の連覇ならず


BリーグCS決勝、西地区対決は史上初 キングスは3年連続進出も2チーム目の連覇ならず キングス-広島 第3Q、シュートを決めるキングスの今村佳太=28日、神奈川県の横浜アリーナ(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 キングスのCS決勝進出は今季を含めて3年連続だった。

 初めての決勝は2021―22シーズンで相手は宇都宮ブレックス。堅守が持ち味同士の戦いとなった。第1戦はジャック・クーリーが前半だけで13得点、10リバウンドのダブルダブルと活躍したが、宇都宮の守備の前に第4クオーター(Q)は5得点と抑えられ、61―80で敗れた。続く第2戦は後半に逆転するも、優勝を経験していた宇都宮に勝負どころで得点を決められ75―82で2連敗で準優勝となった。桶谷大HCは「経験の差があった」と振り返った。

 2回目の決勝は22―23シーズンで相手は千葉ジェッツ。オフェンスレーティングでリーグダントツの千葉Jとディフェンスレーティング1位のキングスがぶつかり、最強の“矛”と”盾”の勝負となった。第1戦はCS決勝で初めてのダブルオーバータイム(再延長戦)となり、今村佳太が5分間の再延長戦だけで6得点を挙げ、96―93で制した。続く第2戦は高確率の3点弾とリバウンドでゲームを制し、88―73で勝利。キングスはCSクオーターファイナル(準々決勝)から負けなしで悲願の初優勝を決めた。

 今季は広島ドラゴンフライズとの、史上初の西地区同士の対決となった。第1戦目は2度のCS決勝進出したキングスが経験の差を見せ、74―62と先勝。しかし第2戦は広島のスリービッグが機能し、キングスのミスやファウルトラブルもああって63―72で敗れた。1勝1敗で迎えた運命の第3戦は50―65で敗れ、準優勝だった。Bリーグ史上2チーム目となる2連覇を逃した。