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ゴルフ 片岡(エナジック)女子 山本(エナジック)男子V 興南、エナジック認定優勝<2024県高校総体>先行競技


ゴルフ 片岡(エナジック)女子 山本(エナジック)男子V 興南、エナジック認定優勝<2024県高校総体>先行競技 ハイビスカス1番 ティーショットを放つエナジックの片岡彩実里=31日、恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 沖縄県高校総合体育大会は31日、先行競技のゴルフが恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄(男子6516ヤード、女子6250ヤード、いずれもパー72)で行われ、個人男子は山本龍之介(エナジック)が72、個人女子は片岡彩実里(同)が68でそれぞれ初優勝した。団体男子は興南(長堂佑思、樋口大弥、豊里泰士、今村嶺王)が263、団体女子はエナジック(仲村梓、徳重藍、宮野絆央、片岡彩実里)が209でそれぞれ認定優勝した。


片岡、2位と1打差、接戦制す

 高校最初の県総体。2位と1打差の接戦を制して優勝した片岡彩実里(エナジック1年)。前半1、2、3、6番ではバーディーを奪い、勢いに乗った。6番(パー5)では3打目でピンそば1・5メートルにつける場面も。「正確なスイングができて、バーディーチャンスにつなげることができた」とうなずいた。

 前半を4アンダーで折り返す好調ぶりを見せたが、この時点で1打差の2位。後半は「優勝に気が向いてしまい、序盤に焦りが出てしまった」。パー4の2番ではパーオンしたものの、1・5メートルオーバーのボギー。「バーディーを意識するあまりミスしてしまった」と反省した。これ以降、「攻めずにいこう」と決め、後半をイーブンパーで終えた。「全体的にショットの調子が良かった。結果的にパーオンを多く出せた」と振り返った。

 千葉出身の宮崎育ちで、4月からエナジックに進学した。「最近始めた60ヤードのアプローチ練習で実力がついてきた」と実感している。一方でクラブのフェースが左を向いてしまうくせがあり、バーディーチャンスにつなげられないこともあるという。「無意識でもクラブを真っすぐに保つようにする」と練習を重ねている。

(渡真利優人)


山本、1番バーディーで流れ

デイゴ9番 ティーショットを放つエナジックの山本龍之介

 男子を制した山本龍之介(エナジック1年)は「優勝できたのはうれしいが、後半にチャンスを生かしきれなかった」と反省を口にした。

 1番はバーディーで幸先良くスタート。「気分が良かった。流れに乗ることができた」と言う。ただ、後半に入って15番(パー5)では、2打目でグリーンに乗せたものの、3パットをたたきパー。「バーディーチャンスだったにもかかわらず、もったいないことをした」と渋い表情を見せた。

 高校に入って重いクラブに変えたことから、アイアンの安定性が課題という。この日は全体を通して「ティーショットは安定していた」と話し、「楽しみながらプレーできたのは良かった」と最初の高校総体で収穫を得た様子だった。

(渡真利優人)


<ゴルフ>

(PGMゴルフリゾート沖縄)

【男子】
 ▽個人 (1)山本龍之介(エナジック)72(35、37)(2)樋口大弥(興南)73(37、36)(3)金城悠(南風原)74(36、38)(4)長堂佑思(興南)78(38、40)(5)亀濱琉斗(宮古総実)109(50、59)(6)豊里泰士(興南)112(51、61)(7)今村嶺王(同)158(80、78)
 ▽団体 (1)興南263(樋口=73、長堂=78、豊里=112)

【女子】
 ▽個人 (1)片岡彩実里(エナジック)68(32、36)(2)徳重藍(同)69(31、38)(3)新垣くらら(同)72(36、36)(4)吉崎マーナ(沖縄カトリック)72(35、37)(5)仲村梓(エナジック)72(35、37)(6)浦崎涼(コザ)72(35、37)(7)玉城豪華(エナジック)73(35、38)(8)宮野絆央(同)75(39、36)(9)塚原茉里香(同)76(37、39)(10)與儀小桜(興南)77(40、37)(11)関華(エナジック)80(39、41)(12)中村桜萌(同)80(38、42)(13)玉城あかり(糸満)93(47、46)
 ▽団体 (1)エナジック209(片岡=68、徳重=69、仲村=72)

※同スコアの順位ははマッチングスコアカード方式による