県高校総合体育大会が1日に本格的に始まり、県内各地で18競技を行った。相撲個人戦の無差別級と100キロ以上級で崎山大喜(北部農林)が2冠した。100キロ級で山城咲武斗(中部農林)、80キロ級で眞榮里優翔(同)がそれぞれ頂点に立った。団体戦は中部農林が8連覇した。
昨年3月の全国選抜80キロ級覇者の眞榮里優翔(中部農林3年)は気迫がみなぎっていた。「自分の相撲を取れば勝てる試合だった」。個人戦80キロ級で決勝リーグを全勝優勝した。
相手を立ち合いでいなしたり、小気味よく動き回って手玉に取ったり、持ち味を発揮した。「攻めさせて守りながら相手を落とす。粘ってもスタミナとスピードだけは絶対の自信がある」と力を込めた。
ぶつかり稽古を積極的にこなし、レスリングをする選手から技を取り入れて自らのスタイルに磨きをかけてきた。「また日本一を取ってみんなに恩返しがしたい」と快活に答えた。
(古川峻)