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沖縄SV敗れる Hondaに0―3 後半守備崩れる JFL【1日の試合】


沖縄SV敗れる Hondaに0―3 後半守備崩れる JFL【1日の試合】 ゴール前へ迫り、得点を狙う伊集院雷(左)ら沖縄SVの選手=1日、静岡県のHonda都田サッカー場(沖縄SV提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは1日、静岡県のHonda都田サッカー場でHondaと対戦し、0―3で敗れた。

 5勝2敗3分けで勝ち点18のまま。

 前半はボールを支配する時間帯が長く、得点に迫る場面もあったが、0―0で折り返した。後半8分に右クロスから中央フリーの選手にダイレクトシュートで押し込まれた。36分にはカウンターから守備を崩され失点し、終了間際には右コーナーキックから中央の選手に得点を奪われた。

 次戦は9日午後3時から沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでヴェルスパ大分と対戦する。


 昨季覇者のHondaを相手に、後半は守備が一気に崩れた。1、3点目は右クロスから中央の選手をフリーにして押し込まれた。空中戦で競り負け、マークの甘さから自由なプレーを許した。2点目はカウンターから。DF2人で対応したが、そのまま持ち込まれてシュートを浴びた。1対1の強度とともに、選手の声かけやカバー態勢の再構築も課題として浮き彫りになった。

 前半はHondaのカウンター気味の攻めが多く、沖縄SVがボールをうまく回して主導権を握った。後半のゴール前でのわずかな緩みが失点につながり、守備の穴をどう埋めていくかが敗戦を減らす鍵になる。

 小野木玲監督は「ゴール前に迫った後のクオリティーを上げないといけない。失点は防げたものもあった」と現実を見詰め、次戦に向けて前を向く。

 天皇杯1回戦に続き、0―3の完敗。積み重ねてきたパスワークや強度あるプレーが持ち味のチーム力を、常に発揮し続ける力量が問われている。

 (大城三太)