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石川(嘉手納)優勝も内容不本意 男子102キロ級<県高校総体>第2日


石川(嘉手納)優勝も内容不本意 男子102キロ級<県高校総体>第2日 男子102キロ級 ジャークで145キロを成功させる嘉手納の石川太陽(渡真利優人撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 沖縄県高校総合体育大会は2日、県内各地で16競技が行われた。重量挙げは男子89キロ級の仲地叶(嘉手納)がスナッチで102キロを挙げ、大会新記録を樹立した。学校対抗戦は男女ともに嘉手納が制した。

 試技台に上がり、大きく両手を広げて深呼吸。男子102キロ級の石川太陽(嘉手納3年)はジャーク3本目で145キロを成功させたものの、険しい表情を浮かべたままだった。

 5月初旬に発症したぎっくり腰が大会3日前に再び襲った。痛み止めを服用しての出場。「今回は6本全てを成功させることに専念した」

 最後の県総体で優勝したものの、自身が持つ県高校記録を更新できなかったことに悔しさをにじませた。「自分の体を気遣わないといけないと痛感した」と反省しきり。一方で、団体での初優勝を果たし「めっちゃうれしい。部員同士で切磋琢磨(せっさたくま)してきた結果だ」と感慨深げな様子だった。 (渡真利優人)


 (糸満高校体育館)

▽男子73キロ級 (1)鉢嶺元就(沖縄工業)205キロ(90、115)(2)久志築生(名護)195(90、105)(3)岩崎宇希(糸満)177(80、97)

▽同81キロ級 (1)安良城龍虎(宮古)228(100、128)(2)新垣龍成(豊見城)190(88、102)(3)宮城唯舞希(名護)184(91、93)

▽同89キロ級 (1)仲地叶(嘉手納)205キロ(102=大会新、103)(2)平山翔大(名護)199(85、114)(3)儀保知仁(豊見城)196(88、108)

▽同96キロ級 (1)長嶺彰裕(糸満)220(99、121)(2)金城ジョシュア勇(沖縄工)207(95、112)

▽同102キロ級 (1)石川太陽(嘉手納)259(114、145)(2)山城慎太郎(沖縄工業)255(112。143)(3)稲嶺直歩(糸満)102(46、56)

▽同102キロ超級 (1)屋宜宣成(南部工)130(60、70)(2)桃原結翔(糸満)112(50、62)(2)上原琉心(豊見城)108(45、63)

▽男子学校対抗戦 (1)嘉手納35(2)糸満35(3)沖縄工35(4)宮古30(4)豊見城29(5)名護25(6)南部工21(7)本部18

 (1~3位は上位入賞者数による)

▽女子学校対抗戦 (1)嘉手納25(2)宮古21(3)辺士名9(4)沖縄工9(4)名護9(6)豊見城7(7)南部農林6、南部工6

 (3と4位は上位入賞者数による)