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ボウリング・首里東(男子)団体V 調子上げ、後半引き離す<県高校総体>第3日


ボウリング・首里東(男子)団体V 調子上げ、後半引き離す<県高校総体>第3日 ダブルハンドの投球で安定したスコアをキープした首里東の下地良尚=3日、那覇市のスカイレーン(ジャン松元撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 沖縄県高校総合体育大会第3日は3日、県内各地で6競技を行った。ボウリング団体男子は首里東(下地良尚・宮城快仁)が2721点、女子は中部商(荻堂栞鈴・稲福観夕)が2112点で優勝した。稲福は昨年に続いて連覇を達成した。

 首里東の下地良尚・宮城快仁(かいと)は第1ゲームこそ八重山ペアに先行を許したが、徐々に調子を上げ、後半戦はぶっちぎりのスコアで引き離した。

 下地は後半5、6ゲームでいずれも八つのストライクで波に乗った。「ラインがきちんと見えていた。点差がついて精神的に余裕ができ、投げやすかった」と納得の内容。「レーン上のオイルがよく変化し、スタミナ勝負にもなる後半が大事。ここでスコアが伸ばせるかが勝敗に影響する」と勝負所を心得ていた。

 宮城も負けじと6ゲーム目で九つのストライク。互いに呼応するように尻上がりにスコアを伸ばした。「2ゲーム目からレーンの状態が分かってきた。そこから勢いに乗れた」と集中力を維持し続けた。

 二人とも両手投げのフォームで抜群の安定感がある。同じフォームに見えるが、下地はスピード、宮城は回転力で持ち味を発揮しているという。

 高校対抗戦や個人戦など全国でも優勝経験のある二人は「普段通りの力を出し切れれば1位を狙える」と声をそろえ、全国の猛者もなぎ倒す決意だ。

 (大城三太)


 (スカイレーン)

 【男子】

 ▽団体戦 (1)首里東(下地良尚・宮城快仁)2721点(2)中部商(與那嶺胤羽・我那覇怜)2489(3)具志川(小山嵐士・豊里友汰)2403

 【女子】

 ▽団体戦 (1)中部商(荻堂栞鈴・稲福観夕)2112(2)美里工(城間俐乃・普久原か子)1602(3)南風原(山下華凜・金城海優)