スマッシュを決め雄たけびを上げる名護の濱川詩友（手前）とペアの福地美楽惟＝4日、沖縄市の県総合運動公園レクリエーションドーム（古川峻撮影）
古川 峻 沖縄県高校総合体育大会第4日は4日、県内各地で7競技を行った。ソフトテニス個人戦男子は髙嶺大弥・福本礼央夏（八重山）、女子は福地美楽惟・濱川詩友（名護）が栄冠をつかんだ。
女子個人戦の福地美楽惟・濱川詩友（名護）は2―3で後がない状態でも「去年も同じパターンだった」と焦りはなかった。粘り強く相手のミスを待つと連続でゲームを奪い逆転して2連覇を達成。福地は「3年最後に勝てて幸せ」と笑顔がはじけた。
ポイントを奪うと雄たけびを上げて盛り上げ、プレーの合間も笑顔を絶やさなかった。2―0から3ゲーム連取されても「ファイナルになっても大丈夫な練習をしてきた」と揺らがなかった。優勝すると抱き合い、涙して喜んだ。
昨年の全国総体は個人、団体ともにペアでは1勝もできなかった。濱川は「悔しい思いをした。またチャレンジできてうれしい」と16強入りを目指す。
（古川峻）
（県総合運動公園庭球場）
【女子】
▽個人決勝トーナメント1回戦
福本安汝・石垣蒼（八重山） 4―2 仲里結菜・瀬名波百合愛（糸満）
古屋琉華・荒川心奏（糸満） 4―0 神谷心寧・野崎実優（那覇）
福地美楽・惟濱川詩友（名護） 4―0 新垣連美・前原悠（名護）
金城小和・宮城はち（名護） 4―2 伊芸美桜・金城朱里（糸満）
▽同準決勝
古屋・荒川 4―3 福本・石垣
福地・濱川 4―0 金城・宮城
▽同決勝
福地・濱川 4―3 古屋・荒川
