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「一本の重み痛感」 102キロ級6位山城 北部九州総体・重量挙げ


「一本の重み痛感」 102キロ級6位山城 北部九州総体・重量挙げ 男子102キロ級 ジャークで自己新の147キロを挙げ、ガッツポーズする沖縄工の山城慎太郎(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体は5日、九州各県で行われた。剣道男子団体は興南が優勝候補の一角、桐蔭学園(神奈川)と大将戦までもつれる激闘の末、1―2で敗れた。日章学園(宮崎)にも敗れ、本戦進出を逃した。女子個人戦はいずれも興南の宮城遥和(3年)、島袋美々夏(2年)が初戦で敗れた。


 6位入賞を果たした男子102キロ級の山城慎太郎(沖縄工3年)。「ただの力不足だった」と終始険しい表情を浮かべた。

 スナッチは「自分の世界に入り込むことができなかった」といい、1本目の110キロを成功させて以降、立て続けにバーベルを落としてしまった。

 順位が決まるジャークの3本目は自己ベストを1キロ上回る147キロを申告。クリーンでバーベルを肩に乗せると、呼吸とタイミングを合わせ一気に差し上げた。成功の判定ランプが光ると、両手でガッツポーズしながら雄たけびを上げた。

 試技6本全てを成功させ、3位以内を目標にしていた。「スナッチを確実に成功させていれば3位には入れた。一本一本の重みを痛感した」と悔やんだ。

 今後も競技を続ける予定で「背筋を鍛えて試技を安定させる」とさらなる成長を誓った。

 (渡真利優人)