prime

【一問一答】比嘉大吾、王座陥落から6年「あっという間だった」 返り咲きへ鍵は「距離」


【一問一答】比嘉大吾、王座陥落から6年「あっという間だった」 返り咲きへ鍵は「距離」 WBOバンタム級の世界戦に挑む比嘉大吾(左)と野木丈司トレーナー(伊藤隆撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 ボクシングWBOバンタム級王者・武居由樹(大橋)に挑む同級1位の比嘉大吾(志成)が19日、東京都内の所属ジムで練習を公開。世界戦に向けた意気込みを語った。


 ―6年5カ月ぶりの世界戦に向けて、今のコンディションは。

 「良いですね。スパーリングも順調にできているし、体重も練習前であと(リミットまで)5キロぐらいで、終わったら4キロ。いい感じできています」

 ―試合に向けて意識することは。

 「まず、体重を意識しないといけない。あとは武居くんを意識する。それぐらいですかね」

 ―世界戦までは長かった。

 「あっという間でしたね。いろんなことを学んで、もう忘れました」

 ―世界戦に向けた気持ちは。

 「世界戦という気持ちより、気持ちはいつもの試合と変わらない。ただ目の前の試合に勝ちたい気持ちだけ」

 ―バンタム級には慣れたか。

 「最初は倒せなかったけど、徐々にいい感じできている。フィットしてきた」

 ―武居選手の印象は。

 「一番はパンチ力。踏み込み、バネがある。距離もいい取り方をするので、いろいろできる選手」

 ―これまでに交流は

 「連絡先も分からない。(野木トレーナーが主宰する)階段(ダッシュのトレーニング)のときに、あいさつしたり、『きついな』と話す程度かな」

 ―試合のカギになるものは。

 「距離だ。離れていると、武居君の倒しっぷりが出ると思うし、自分がどれだけ入って距離をつぶせるか。距離次第」

 ―どんな試合に展開になるか。

 「激しい、熱い試合になると思う」

 ―勝てば、人生のターニングポイントになるかもしれないが。

 「ここから先、王座を取れば、バンタム級は熱いので、みんな盛り上がると思う。まずは(王座を)取ることを考えている」