ボクシングWBOバンタム級王者・武居由樹(大橋)に挑む同級1位の比嘉大吾(志成)が19日、東京都内の所属ジムで練習を公開。世界戦に向けた意気込みを語った。
―6年5カ月ぶりの世界戦に向けて、今のコンディションは。
「良いですね。スパーリングも順調にできているし、体重も練習前であと(リミットまで)5キロぐらいで、終わったら4キロ。いい感じできています」
―試合に向けて意識することは。
「まず、体重を意識しないといけない。あとは武居くんを意識する。それぐらいですかね」
―世界戦までは長かった。
「あっという間でしたね。いろんなことを学んで、もう忘れました」
―世界戦に向けた気持ちは。
「世界戦という気持ちより、気持ちはいつもの試合と変わらない。ただ目の前の試合に勝ちたい気持ちだけ」
―バンタム級には慣れたか。
「最初は倒せなかったけど、徐々にいい感じできている。フィットしてきた」
―武居選手の印象は。
「一番はパンチ力。踏み込み、バネがある。距離もいい取り方をするので、いろいろできる選手」
―これまでに交流は
「連絡先も分からない。(野木トレーナーが主宰する)階段(ダッシュのトレーニング)のときに、あいさつしたり、『きついな』と話す程度かな」
―試合のカギになるものは。
「距離だ。離れていると、武居君の倒しっぷりが出ると思うし、自分がどれだけ入って距離をつぶせるか。距離次第」
―どんな試合に展開になるか。
「激しい、熱い試合になると思う」
―勝てば、人生のターニングポイントになるかもしれないが。
「ここから先、王座を取れば、バンタム級は熱いので、みんな盛り上がると思う。まずは(王座を)取ることを考えている」