prime

小松(エナジック)男子初V 決勝リーグ、3戦全勝 全国へ「まずは1勝」 全日本卓球(ジュニアの部)県予選


小松(エナジック)男子初V 決勝リーグ、3戦全勝 全国へ「まずは1勝」 全日本卓球(ジュニアの部)県予選 男子決勝リーグ 強打をたたき込む小松優心(エナジック卓球アカデミー)=28日、沖縄市の県総合運動公園体育館(屋嘉部長将撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 卓球の天皇杯・皇后杯全日本選手権大会(ジュニアの部)県予選が28日、沖縄市の県総合運動公園体育館で行われ、男子は決勝リーグで3戦全勝した小松優心(エナジック卓球アカデミー)が優勝した。女子は2勝1敗で3選手が並んだが得失点差で金城陽咲(琉球レオフォルテJr)が頂点に立った。優勝した小松と金城は男子2位の玉城廉(那覇高)、女子2位の田畑優希(首里東高)とともに来年1月に行われる全日本選手権大会(一般・ジュニアの部)に推薦される。


 昨年の大会で3位となり、全国大会出場を逃していた小松優心(エナジック卓球アカデミー)。男子決勝リーグを3戦全勝し、初優勝を決め「めっちゃうれしい」と笑顔だった。

 決勝リーグ進出4人を決める準々決勝が一つの山場だった。同じクラブの選手と22―20までジュースをし、フルセットにもつれ込む接戦を制した小松。疲れはあったものの調子が上がってきた感覚があった。

 決勝リーグは第1、2戦と後ろに下がらず、ドライブをかけて、前でさばく攻撃的なスタイルで連勝した。第3戦もその姿勢は崩さなかった。返球を強打することでプレッシャーをかけ、相手に攻めさせないようにした。一方、いつもはサーブから崩せていたが、返球されてしまっていた。試合中に使うことの少ない下回転やロングサーブを混ぜるなど、パターンに変化を付けて甘い返球を誘うようにし、3球目攻撃を決めるなどし、勝利した。

 強化してきたバックで速いペースのラリー展開にも打ち勝てた。一方、相手の得意なコースにボールを集めてしまう課題も残った。前回はあと一歩届かなかった全国大会へ「まずは1勝して、強い人と勝負した」と気持ちをたぎらせた。

 (屋嘉部長将)