卓球Tリーグ琉球アスティーダの上江洲光志が、8月31日に行われた金沢ポートとの今季開幕戦のダブルスで自身Tリーグ初勝利を飾った。9月28日のTT彩たま戦はダブルス2勝目でチームに貢献した。いずれもホーム戦で「いつ出場してもいいように準備してきた。所属3年目の開幕戦で勝利でき、気持ち良かった」と地元沖縄のファンを沸かせた。
リーグはまだ序盤戦で7試合を消化。主力選手が国際大会で欠場する試合もあり、3勝4敗と苦戦を強いられている。
上江洲は「ダブルスは得意な方で、誰と組んでもいい勝負ができる」と自負する。大学時代の先輩でもある吉村真晴について「家族と言っていいほどに仲良し。追い込まれても底力を発揮して逆転勝利できるすごい選手」と大きな刺激を受けている。
沖縄の卓球少年少女たちに向け「反復練習が大事になる。中学、高校では自分から進んで考えて練習する自主性が大切になる」とエールを送った。
しのぎを削るリーグで「勝利で存在価値を示したい」と気合を込める。クールな印象だが「周りの選手がしないようなパフォーマンスもするので、勝利の瞬間を見届けてほしい」と熱い思いでリーグを盛り上げる。
(大城三太)