プロバスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)の琉球ゴールデンキングス(西地区)は26日、沖縄アリーナで広島ドラゴンフライズと対戦し、100―82で勝利した。通算成績は5勝3敗。前半はゴール下でジャック・クーリー、アレックス・カークを中心に強さを見せたキングス。広島に高確率で3点弾を決められたが51―38で折り返した。後半に入っても岸本隆一の2連続3点弾などキングスの勢いは止まらない。第4クオーターにファウルがかさみ相手フリースローで点差を縮められたが、最後は平良彰吾が3点弾を決めて逃げ切った。次戦は27日午後2時5分、広島と沖縄アリーナで対戦する。
昨季のチャンピオンシップ(CS)ファイナル(決勝)で敗れた広島をホームに迎えた今季初戦。キングスは武器であるリバウンドで27本差をつけ、100点ゲームで勝利した。
前半はなかなか外からのシュート確率が上がらなかったキングスだが、ゴール下でジャック・クーリーが躍動した。オフェンスリバウンドでチームの攻撃を継続させ、自身でもセカンドチャンスを決めた。後半になってもクーリーの勢いは落ちることはなく、最終的には17リバウンドに、キャリアハイとなる33得点と大暴れした。
CS決勝ではリバウンド、得点ともに3試合一桁に抑えられたクーリー。さらに23日の島根戦での大敗もあり「昨季のCS、水曜日の試合は悔しい負け方をしていたので、勝てて良かった」と少しほっとした表情も見せた。得点のキャリアハイについては「試合の途中から少し意識していた」と笑う。チームの大黒柱としてゴールで活躍するクーリーの存在はこの先もキングスにとって欠かせない。
(屋嘉部長将)
キングス 5勝3敗
100―82(24―20,27―18,24―17,25―27)
広島 2勝6敗
やるべきことを徹底
桶谷大HC(キングス)の話 正直、広島の戦力分析よりも、今までの自分たちの良くなかった点を正そうという準備をしてきた。選手がやるべきことを徹底してやってくれた。このチームが生き返るために必要な試合だったのではないかと思う。
リバウンドに尽きる
朝山正悟HC(広島)の話 (敗因は)リバウンドにつきるかなと思う。前半からオフェンスリバウンドを多く取られてしまった。そこが自分たちが難しい状況になった最大の要因。アクシデントがあった中でも選手たちが最後まで戦ったのは意地を見せてくれた。