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ハンドボール・興南(男子)王者の貫禄 18連覇 外間躍動 チーム最多11得点 県高校新人大会


ハンドボール・興南(男子)王者の貫禄 18連覇 外間躍動 チーム最多11得点 県高校新人大会 興南―那覇西 前半、シュートを放つ興南の外間優志=6日、東風平運動公園体育館(ジャン松元撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 沖縄県高校新人体育大会のハンドボールは6日、八重瀬町の東風平運動公園体育館で男女決勝が行われた。男子は興南が39―25で那覇西を下し、18年連続38度目の優勝を果たした。女子は那覇西が浦添を32―23で破り、4年ぶり16度目の頂点に返り咲いた。


 王者の貫禄を見せ、連覇記録を18に伸ばした男子興南。照屋喜隆監督は「前半はミスが多く空回りした」と振り返ったものの、守備で那覇西の猛攻を封じ込め「伸びしろを感じさせた」と評した。

 前半は、シュートの精彩を欠く場面や那覇西の攻撃の強さが目立ち、16―11の接戦で折り返した。これに高岡晃大主将は「狙い通りではなかった」と苦笑い。

 後半は息を吹き返すかのように、パス回しや両サイドからのシュートがさえた。チーム最多となる11得点を挙げた逆サイドの外間優志(2年)は「守って早い速攻ができた」と胸を張った。「県トップレベル」(高岡主将)の興南の持ち味でもあるカットインからのシュートも目立った。

 準決勝の浦添商戦では苦戦を強いられ、1点差での辛勝。高岡主将は「速攻ミスやシュートミスなどがあり、内容は良くなかった」と振り返った。一方、守備については「連係を詰めているところ」と成長段階でもある。

 新チームの得点源となった外間は「後輩がのびのびとプレーできるように(自分の)役割を意識していく」とさらなる成長を誓った。

 (渡真利優人)


<ハンドボール>

(6日、東風平運動公園体育館)

 【男子】

▽第3シード決定戦

 浦添商
  38―19(20―8,18―11)
 北中城

▽決勝

 興南
  39―25(16―11,23―14)
 那覇西

男子優勝の興南