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元FC琉球・知念哲矢、地元でフル出場<J3リーグ>第36節第2日


元FC琉球・知念哲矢、地元でフル出場<J3リーグ>第36節第2日 前半、ボールを競り合う大宮の知念哲矢(手前)=10日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 アバター画像 大城 三太

 元琉球の知念哲矢は大宮の左サイドバックとして先発フル出場。タピスタでの公式戦は久々で、元気な姿を地元沖縄で見せた。

 2020、21年の2年間を琉球でプレーし、センターバックとして安定した守備力を発揮した。対人プレーの強さやミドルパスも持ち味だ。

 J1浦和からJ2ベガルタに移籍してからも出場機会は限られ、厳しいポジション争いがうかがえる。8月から大宮でプレーし、「チームに合流して8試合目ぐらいで優勝が決まったが、チームの雰囲気などプラスになる経験が多く、自分のキャリアの中で生きてくるはずだ」と常に精進を忘れずに突き進む。

 (大城三太)


 サッカーの明治安田J3第36節第2日は10日、各地で行われ、FC琉球OKINAWAは沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで1位の大宮アルディージャと対戦し、1―1で引き分けた。通算成績は12勝13敗11分けで勝ち点47。順位は13位。前半は琉球が押し気味に試合を進め、積極的に多くのシュートを放ち、ゴールへと迫ったが0―0で折り返した。後半は30分、高安孝幸からの左クロスを平松昇が流し込んで先制した。しかし、終了間際にシュートを決められて同点に追い付かれた。大宮は、J2ベガルタ仙台から8月に期限付きで移籍してきた元琉球の知念哲矢(石田中―長崎総合科学大付高―近畿大出)がDFで先発出場した。大宮のヘッドコーチは元琉球監督の喜名哲裕氏。次戦は16日、長野県のサンプロアルウィンで松本山雅(長野)と対戦する。

(2)タピスタ(大宮1勝1分け)

 琉球 12勝11分け13敗(47)
  1―1(0―0,1―1)
 大宮 25勝9分け2敗(84)

▽得点者 【琉】 平松(1)【宮】 大沢(2)
▽観客 2744人

 【評】琉球は前半、ペースを握ってシュートチャンも多かったが、GKの堅守に阻まれ、無得点に終わった。後半は押される展開だったが、リズムを変えるために投入された高安孝幸のクロスから得点機を見いだした。そのままに逃げ切りたかったが、最後に守備の隙を突かれた。