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【沖縄とオスプレイ】普天間に常駐 県内各地で訓練 嘉手納への飛来も常態化


【沖縄とオスプレイ】普天間に常駐 県内各地で訓練 嘉手納への飛来も常態化
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 垂直離着陸輸送機V22オスプレイは、県内では米軍普天間飛行場に海兵隊仕様のMV22が常駐機として24機配備され、同基地を拠点に飛行訓練を繰り返している。

 米軍嘉手納基地には空軍仕様のCV22が横田基地から外来機としてたびたび飛来するほか、海軍仕様のCMV22も米空母の艦上から嘉手納に飛来し、沖縄周辺で飛行訓練を重ねている。普天間のオスプレイは北部訓練場や伊江島補助飛行場など県内の各米軍施設に移動し、つり下げなどの訓練も実施する。

 また海兵隊や空軍のオスプレイは、うるま市の津堅島訓練場水域などでパラシュート降下訓練を実施しているほか、宮古・石垣島北方で航空自衛隊機との捜索救難訓練や、那覇港湾施設で兵員輸送訓練をしたりし県内各地で運用している。今回墜落した空軍仕様のCV22オスプレイは2018年10月に米空軍横田基地に配備され、19年2月に嘉手納基地に初飛来した。以降、飛来ペースも上がり、嘉手納への飛来は常態化している。

 沖縄防衛局の目視調査によると、オスプレイの離着陸などの回数(離陸、着陸、タッチ・アンド・ゴー、通過、旋回)は、嘉手納基地で22年4月~23年9月に合計393回あった。うち今回墜落したCV22は152回。普天間基地では常駐機と外来機のオスプレイを合わせ、離着陸などの回数は5172回だった。 

(福田修平、島袋良太)