沖縄の琉大生、豊永浩平さんに群像新人賞 「月ぬ走いや、馬ぬ走い」 村上春樹さんら輩出の文学賞


沖縄の琉大生、豊永浩平さんに群像新人賞 「月ぬ走いや、馬ぬ走い」 村上春樹さんら輩出の文学賞 第67回群像新人文学賞受賞の豊永浩平さん(嶋田礼奈さん撮影)
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 講談社は23日、同社が主催する「第67回群像新人文学賞」に、那覇市出身で琉球大学人文社会学部に在籍する豊永浩平さん(21)の「月(ちち)ぬ走(は)いや、馬(うんま)ぬ走(は)い」が決まったと発表した。同社の担当者によると、2000年代生まれの受賞は初めてという。

 豊永さんは馬熊英一の名義で同作を応募していたが、筆名を変えた。当選作は5月7日発売の『群像6月号』に掲載されるほか、7月に単行本が発売される。豊永さんには賞金50万円が贈られる。

 優秀作には宮城県出身の白鳥一さん(41)の「遠くから来ました」が選ばれた。

 群像新人文学賞は、講談社の文芸誌『群像』による純文学の新人賞。1958年の開始以来、村上春樹さんや村上龍さん、多和田葉子さん、村田沙耶香さんらを輩出している。 

(当銘千絵)