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物価対策、辺野古問う 県議選告示 75人出馬 16日投開票 石垣市区無投票当選


物価対策、辺野古問う 県議選告示 75人出馬 16日投開票 石垣市区無投票当選 県議選が告示され、第一声を上げる候補者=7日午前9時3分、本島南部(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 任期満了に伴う第14回県議会議員選挙が7日、告示された。定数48議席を巡り、13選挙区で75人が立候補を届け出た。石垣市区(定数2)では2人の無投票当選が決まった。残る12選挙区、46議席を73人が争う。玉城デニー知事を支える県政与党が多数を維持するか、自民など野党や中立が議席数を伸ばし過半数を獲得できるかが最大の焦点となる。16日の投開票に向けて9日間の選挙戦の火ぶたが切られた。

 8日から期日前投票が始まる。16日に投票、即日開票される。経済振興や物価高騰対策、子どもの貧困問題、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設問題をはじめとする米軍基地問題、自衛隊配備増強の是非などが主な争点。

 石垣市区ではいずれも現職で、無所属の次呂久成崇氏(50)=共産、立民、社民推薦=と自民の大浜一郎氏(62)=公明推薦=の2氏以外に届け出はなく無投票当選が決まった。今回の県議選で無投票は石垣市区のみで、同区は前回2020年に続き無投票となった。

 立候補者75人の内訳は、与党系が32人(現職19、前職1、新人12)、野党系が26人(現職15、新人11)、中立系が17人(現職2、新人15)となっている。

 政党別では自民20人(現職15、新人5)、共産7人(現職6、新人1)、立民5人(現職3、新人2)、社民5人(現職2、前職1、新人2)、公明4人(現職1、新人3)、社大3人(現職1、新人2)、維新3人(現職1、新人2)、諸派2人(新人2)で、無所属が26人(現職7、新人19)。

 候補者の多くは立候補を届け出た後、選挙事務所前などで出発式や出陣式を開き、支持者を前に第一声を上げた。

 県選管によると、6日現在の選挙人名簿登録者数は117万8000人。

 (’24県議選取材班)