コカイン使用の疑いで15歳少年逮捕 SNS通じ売人から入手 「過去には大麻」と説明 那覇署 沖縄


コカイン使用の疑いで15歳少年逮捕 SNS通じ売人から入手 「過去には大麻」と説明 那覇署 沖縄 那覇署(資料写真)
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 那覇署は10日、本島南部のアパート駐車場でコカイン若干量を使用したとして、麻薬取締法違反(施用)容疑で本島南部のとび職の少年(15)を逮捕した。「コカインを吸った」と容疑を認めている。入手経路を詳しく調べている。那覇地方検察庁は26日、少年を那覇家裁に送致した。

 逮捕容疑は5月27日、法定の除外事由もなくコカインを摂取し、麻薬を使用した疑い。署によると同日、少年の関係者から「(少年の)様子がおかしい」と110番通報があった。臨場した警察官が少年の様子を確認したところ、瞳孔が開き、落ち着きがなかったという。署に任意同行し、検査した結果、コカインの使用が判明した。

 少年は調べに対して、過去に興味本位で大麻を吸ったことをきっかけに、コカインに手を出したと説明しているという。SNSを通じて、販売している人物から直接受け取ったという。

 県警によると、6月末までに麻薬取締法違反の容疑で摘発された少年は10人(前年同期比10人増)。内訳は高校生2人、大学生1人、有職少年6人、無職少年1人。同法違反のほか、大麻取締法違反などを含む、薬物事案全体の少年の摘発人数は27人(前年同期比10人増)となった。