「自分で吸うため」大麻所持容疑で高校生を逮捕 SNSで購入 半年で少年12人逮捕 沖縄


「自分で吸うため」大麻所持容疑で高校生を逮捕 SNSで購入 半年で少年12人逮捕 沖縄

 パトカーの赤色灯

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 宜野湾署は25日、大麻の植物片約0・11グラムを所持していたとして、大麻取締法違反(所持)容疑で当時高校生だった少年(17)=本島中部=を4月に逮捕していたと発表した。「自分で吸うために購入して持っていた」と話していたという。

 逮捕容疑は3月下旬、本島中部の店舗駐車場で大麻を所持していた疑い。

 県警少年課や宜野湾署によると、少年が大麻を所持している疑いがあるとの情報提供を受けた警察官が、駐車場にいる少年に声を掛けて所持品を調べたところ、たばこの箱の中から紙で巻かれた植物片が発見された。

 鑑定で植物片が大麻であることが判明し、4月18日に逮捕した。少年は秘匿性の高いアプリを通じて大麻を購入したという。

 県警によると、今年に入って5月末(暫定値)までに大麻取締法違反容疑で摘発された少年は12人(前年同期比2人増)。内訳は高校生2人、大学生1人、有職少年8人、無職少年1人。

 半嶺満県教育長は「高校生が大麻で逮捕された事件が再び発生したことは誠に遺憾だ。児童生徒を取り巻く薬物乱用の現状は極めて深刻だと受け止めている。社会環境の変化に対応した薬物乱用防止教育の充実強化に取り組んでいく」とのコメントを発表した。