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女性による日本初の交響曲、忍ばせた思いは コンサート「金井喜久子物語」が20日に宮古で開催 沖縄


女性による日本初の交響曲、忍ばせた思いは コンサート「金井喜久子物語」が20日に宮古で開催 沖縄 公演の来場を呼びかける宮城さつきさん=1日、那覇市の琉球新報社
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 女性作曲家として日本初の交響曲を書いた、宮古島出身・金井(旧姓川平)喜久子の生涯をたどるコンサート「金井喜久子物語 朗読と音楽の調べ」が20日、宮古島市のマティダ市民劇場である。金井が作った曲や貴重な肉声映像を織り交ぜながら、朗読で生涯をたどる。主催は金井喜久子プロジェクト実行委員会、共催は宮古島市と宮古島市教育委員会。

 公演の1部は、金井が音楽の道を志し、交響曲やピアノ曲を作る過程をたどる。ピアノに高良仁美などが出演する。

 2部は、戦後、帰郷した金井が沖縄に尽力し作曲した、ブラス曲や合唱曲などで人生の後半をたどる。宮古高校吹奏楽部や、ソプラノ歌手の黒島舞季子などが出演する。

 朗読を担当する宮城さつきさん=写真=は「金井さんがなぜ沖縄にこだわったのか、曲に忍ばせた思いは何だったのか、公演の目撃者になって」と呼びかけた。

 チケットは前売り2500円(当日500円増し)。高校生以下は前売り・当日とも千円。Booksきょうはん宮古南店などで販売。問い合わせは電話、090(4471)5679(新城)。