芥隠 (かいいん)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 ?~1495(?~尚真19.5.16) 京都出身の臨済宗の僧侶。芥隠承琥。南禅寺椿庭和尚の法嗣。初めて沖縄に臨済宗を伝える。15世紀中ごろに薩摩の宝福寺を経て、渡島する。尚泰久・尚徳・尚円・尚宣威・尚真の五代にわたって仏教の流布につとめ、特に尚真王代に重んじられる。広厳寺・普門寺・天龍寺、さらに1494年に創建された琉球第一の巨刹である円覚寺の開山住持となる。1694年の200年遠忌には仏智円融国師の号が贈られる。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)