謝名親方 (じゃなうぇーかた)


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 ?~1611(?~尚寧23.9.19) 鄭迥、利山。官生として南京の国子監に留学。1606(尚寧18)年に、久米村出身者としては異例の三司官に就任。09年の島津の琉球侵入時に捕らわれて鹿児島に連行される。幽閉中に、明朝に対して密書を長崎経由で送ろうとしたが、福州滞在中の琉球使節である毛鳳儀・金応魁によって阻止される。11年に尚寧王が琉球に帰国する際、王、三司官らに起請文の提出が求められ、ただ一人連判を拒否して斬首される。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)