通貨交換 (つうかこうかん)


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 沖縄の本土復帰に伴い、1972年5月15日から20日までの6日間、県下各地に設置された190カ所の通貨交換所でドルと円が交換された。その前年8月に米国のニクソン大統領(当時)が1ドル=360円の固定相場制を廃止し、変動相場制に切り替えることを表明(いわゆるニクソンショック)。この影響でドル相場は下落し、県民に多大な不安を与えた。復帰当日は305円での交換となったが、360円との差損分は日本政府が補償した。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)