「花売の縁」 (はなうりのえん)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 組踊。高宮城親雲上の作といわれる。歴代冊封使歓待芸能の記録にはないが、古くから多くのファンを持つ。能の「蘆刈」と重なるところあり。首里下級士族の都落ちをテーマに妻子と12、3年ぶりに邂逅する物語。夫婦愛、親子愛を強調している。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)