羽地朝秀 (はねじ・ちょうしゅう)


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 1617~1675(万暦45.5.4~康煕14.11.20) 近世琉球の基礎を築いた政治家。向姓(羽地家)の4世、唐名向象賢。「年譜」(『校註羽地仕置』)によれば、1640年父の家督を承く、とあるが、また、52年羽地間切総地頭職に補す、とあり詳細は不明。50年命を奉じて『中山世鑑』を編修する。国相(摂政)在任中(1666~73)の王府行政・地方支配・風俗・冠婚葬祭等にいたる布達書は『羽地仕置』として残されている。

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込)