【写真と動画】レトロな街並み、観光地化する軍事施設、マチグヮーみたいな市場…中国まで2キロの台湾「金門島」


この記事を書いた人 アバター画像 田吹 遥子

 中国の厦門(アモイ)市まで最短で2キロほどしか離れていない台湾・金門島。冷戦期には大陸から幾度も砲弾が撃ち込まれ、台湾防衛を象徴する「最前線」となった。現在、軍事施設として使われた一部は観光地となっている。また、中国・福建省を源流とする文化が根付く街並みには沖縄にも似た風景が見られる。金門島の様子を動画と写真で紹介する。

金門島の上空。大金門島と小金門島の2つの島から成っている。
金門島の海岸には10万個の地雷が埋められた。小金門島にある展示館ではその歴史や実情を伝えている=2022年12月30日
地雷展示館前にある地雷を再現したもの。人用と戦車用がある=2022年12月30日
42隻の船が入ることができる翟山坑道の水路=2022年12月30日
翟山坑道ではかつて台湾軍が物資の補給などに使っていた=2022年12月30日
現存する唯一の坑道式榴弾砲陣地「獅山砲陣地」。今は観光地として大砲などを展示している=2022年12月31日
現存する唯一の坑道式榴弾砲陣地「獅山砲陣地」。今は観光地として大砲などを展示している=2022年12月31日
かつて台湾軍が掘った壕は島の特産品「コーリャン酒」の貯蔵庫となっている=2022年12月30日
1931年に建てられた高層建築「得月楼」。海賊の被害から島を守るための機能も兼ね備えている=2022年12月31日
1931年に建てられた高層建築「得月楼」
「得月楼」周辺の水頭集落に残る砲弾の跡=2022年12月31日
1960年代の街並みが残る陽翟旧市街=2022年12月31日
1960年代の街並みが残る陽翟旧市街=2022年12月31日
金門島の中心地金城にある「模範街」の街並み=2022年12月31日
金門島の中心地「金城」の市場=2022年12月31日
金門島の中心地「金城」の市場=2022年12月31日
まるで沖縄の土産品店のよう。シーサーみたいな「風獅爺」の置物には「石敢當」の文字も=2022年12月30日
コンビニの中に飾られたミサイルのようなもの。店内は軍事施設をイメージしたデザイン=2022年12月29日
かつて中国から撃ち込まれた砲弾を材料に包丁を製造する呉増棟さん=2022年12月30日
包丁の材料にしている砲弾。中国大陸から打ち込まれた=2022年12月30日
対岸の中国「厦門」の夜景。肉眼で見える距離だ=2022年12月30日
2022年10月に完成した金門大橋=2022年12月31日