クヮンソウ 一面夕焼け色 今帰仁村上運天


この記事を書いた人 大森 茂夫
オレンジ色のクヮンソウの花が満開を迎え、収穫に追われる農家=18日、今帰仁村上運天の今帰仁ざまみファーム(大城直也撮影)

 青空が広がった18日、沖縄県今帰仁村上運天の今帰仁ざまみファームではクヮンソウの花が見ごろを迎え、畑一面をオレンジ色に染めている。

 クヮンソウはユリ科の植物で、琉球王朝時代から食用とされてきた伝統的な島野菜。花はおひたしや天ぷらに、葉や茎は「眠りやすくなる」と汁物に入れるなどして食している。農園では、職員が加工食品用に一輪一輪、丁寧に花を摘んでいた。

 営業部長の座間味栄太さん(44)は「今年は旧盆の時期から花が咲き始めた。9月下旬まで観賞を楽しめ、花摘み体験(600円)もできる」とPRした。