東北の復興願い灯籠流し 北部農林定時制が鎮魂祭


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<花咲くプロジェクト>灯籠に火をともす北部農林高校定時制生徒ら=11日午後9時すぎ、名護市の北部農林高校中庭

 【名護】東日本大震災の復興を願う「花咲くプロジェクト」に取り組んでいる県立北部農林高校定時制の生徒が11日夜、同校中庭で鎮魂祭を開いた。

福島県から送られてきた竹30本と廃プラスチック鉢500基を利用して灯籠の“花”を咲かせ、追悼と復興への祈りをささげた。竹と鉢は、同校の三好晃示教諭の福島県いわき市に住んでいる義父が被災地支援に取り組んでいる生徒のため、知り合いの農家などから集めて送ったという。
 鎮魂祭では定時制生徒が約3週間かけて作った竹の灯籠に火を付け、池に鉢の灯籠を流した。