琉球新報社 
２００７年度の日本政府秋の叙勲で旭日双光章を受章した池宮城アウグスト秀和さん（７０）＝那覇市系＝の勲章と勲記の伝達式が１１月２１日、サンシードロ区の日本大使公邸で行われた。
伝達式には、マルガリータ夫人や息子のアウグスト・ジュニア君ら池宮城さんの家族、大使館側からは石田仁宏・在ペルー日本国特命全権大使、宇田川雅幸領事、土亀エルネスト日系人協会会長、具志堅フーリオ総合運動場協会会長、親泊フェルナンド沖縄県人会会長らが出席し、受章をたたえた。
叙勲は長年、日系人団体のリーダーとして社会福祉、日系人社会の生活向上・発展に大きく貢献したことが認められた。海外対象では、春の叙勲の真栄城エンリケさんに続く栄誉となった。
池宮城さんは通関会社を経営する傍ら、これまで総合運動場協会会長、日系人協会会長、沖縄県人会会長、エンマヌエル孤児院理事など多くの団体の要職を務めた。
叙勲に池宮城さんは「これもひとえに家族や先輩方の支援のたまもの。受章を機に微力ながらも県系人同胞の福祉向上に向け、なお一層頑張っていきたい」と緊張した面持ちで喜びを語っていた。
（赤嶺光弘通信員）
