【ボリビア】コロニア沖縄農牧総合協同組合 新事務所が落成


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
コロニア沖縄農牧総合協同組合(CAICO、比嘉武浩組合長)の新本部事務所=11月24日、サンタクルス市

 オキナワ移住地のコロニア沖縄農牧総合協同組合(CAICO、比嘉武浩組合長)が、サンタクルス市に購入・建設していた新本部事務所がこのほど完成し11月24日、落成式が行われた。購入と増築改築の総事業費は118万7239米ドル。

 新事務所は、サンタクルスからオキナワ移住地方面に向かうノルテ街道沿いで、市中心部から3・5キロの交通の要所にある。以前は自動車のサービスセンターだった建物と土地(8889平方メートル)を昨年11月に購入。2階部分に事務所(457平方メートル)などを改修、増設した。
 事務所棟の後ろには、倉庫(約900平方メートル)がある。また敷地内には、乳製品の冷蔵倉庫も建設された。
 落成式には、組合員とその家族が招待された。雨天にもかかわらず、多くの家族が集まった。式は、ミゲール神父の祝別式で開始され、施設内の見学が行われた。移住1世の方々も階段を使って2階に上り、立派になった事務所をうれしそうに見て回り、職員の説明に耳を傾けていた。
 倉庫に設けられた会場で行われた祝賀会で比嘉組合長は、組合の36年間の発展の歴史を振り返り、「この新しく大きな施設で、新規事業に取り組み、組合員に対し良いサービスを提供したい」と抱負を語った。
 式は昼食を取りながら、余興のボリビア民族舞踊を楽しみ、最後はカチャーシーで祝宴を盛り上げていた。
(木内一夫通信員)