【ペルー】地震の被災地に学用品を届ける 日系組織のキャラバン隊


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老人ホームなどを訪れ救援物資を届ける対策委員会のメンバー。(後方右から)金城フアン救援対策委員長、土亀エルネスト日系人協会会長ら=11月24日、ピスコ市老人ホーム

 ペルー大震災で最も大きな被害を受けたイカ州ピスコ市の学校や老人ホームを日系団体や日系校で組織する救援「キャラバン隊」一行約200人が、バス4台に分乗し訪問、学用品や食料品などを届けた。

 キャラバン隊は地震被災地救援対策委員会(金城フアン委員長)が中心となり、沖縄県人会や沖縄婦人会、日系人協会、日系婦人会、総合運動場協会のほか、ラ・ウニオン校、ラ・ビクトリア校、ホセ・ガルべス校、野口英世校の日系4校の生徒たち約150人が参加した。
 キャラバン隊は、地震で親・兄弟を失った児童や、家屋が倒壊し、いまだに仮設住宅に住んでいる児童たちが大多数を占める市中央部のホルへ・チャべス小学校(児童数・約400人)を訪問。キャラバン隊到着を待ち望んでいた児童たちに、プロの手品師の妙技や沖縄空手、古武道などを紹介し、カバンやノートなど学用品を手渡した。
(赤嶺光弘通信員)