【アメリカ】インディアナ県人会2位 インターナショナルフェスティバル


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フェスティバル出展で2位に輝いた沖縄県人会ブース=インディアナポリス

 インディアナ州の首都、インディアナポリスで11月15日から4日間、開催された第33回インターナショナルフェスティバルで、インディアナ沖縄県人会が2007年のテーマ「エジュケーション」の部で2位に輝いた。同部門には35カ国が出展。沖縄県人会は参加4年目で2位の座(ファーストランアップ)を獲得した。

 審査は地域の大学生が行い、学生らは一般の客としてブースを訪れ、採点。ブースの飾りと配置では県人会は4位となった。2位入賞に県人会は「皆が一体となってやり遂げた満足感でいっぱい。努力が認められたことはうれしい。世界のウチナーンチュとして誇りを持って沖縄の伝統、芸能紹介にますます意欲がわきます」と喜んでいる。
 「エジュケーション」の資料収集には、沖縄県の喜屋武敦氏の協力、久茂地小学校から写真の提供、昨年のウチナーンチュ大会『1校1国』のプログラムで真和志小学校を訪れた際の記録写真の資料を基に出展した。
 6フィートの高さで制作した3Dの守礼門を中心に、柱の間に今年のテーマと1年生の入学式、6年生の卒業式の拡大写真や赤と黒のランドセル、中学、高校生の制服が展示され、運動会のビデオが紹介された。会場には初日と2日目に約6000人が訪れた。インディアナポリスの市立学校は、今年から制服制度が始まり、展示された男女の制服に多くの人が足を止めた。
 最終日の日曜日には琉舞や子供エイサーに婦人部も参加し、総勢16人でエイサーを披露。小林流空手の演武などで多くの喝さいを浴びた。
 会員がボランティアで制作した折り紙の飾り、イヤリング、瓶のふたで作った飾り太鼓の売り上げもあり、県人会の資金となった。
(文、写真提供=クラーク尚子・インディアナ沖縄県人会会長)