【ブラジル】長寿36人に記念品 県人会サン・マテウス支部、敬老芸能祭


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敬老者と乾杯、芸能などを楽しんだ敬老会=10月28日、沖縄県人会サン・マテウス支部会館

 沖縄県人会サン・マテウス支部(仲田直支部長)は、支部恒例の年中行事「敬老・祝賀芸能祭」を10月28日、同支部会館で開いた。敬老会では、全敬老者36人へ記念品が贈呈され、会場から大きな拍手がわき起こっていた。
 式では、来場者全員による先没者への黙とうの後、仲田支部長が「先輩方の指導のおかげで会活動ができている。末永くお元気で、これからもよろしくお願いします」と祝辞を述べた。
 祝賀芸能祭では「かぎやで風」、「辺野喜節」などの演奏で開幕。司会を務めた上原義雄さん、安里勝子さんらのウチナーグチによる軽快なおしゃべりに参加者からは何度も歓声が起こった。同芸能祭は琉球民謡や舞踊だけでなく、同支部会員によるウチナーグチでの芝居も披露され、会場の盛り上げに一役買っていた。
 今回、表彰された敬老者の中で唯1、2世の与儀ルイスさん(80)は、「子供たちを学校に出すことは本当に難しかった」と当時を振り返りながら、「友人たち一緒に祝ってもらい、今日は本当にうれしい」とほほ笑みながら感想を語った。
 フィナーレでは来場者と演者全員によるカチャーシーが行われ、同敬老・祝賀芸能祭は笑顔とともに幕を閉じた。
(上間優年通信員)