【ブラジル】民謡カラオケ 世代超え130人の歌声


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12人の審査員を前に熱唱する出場者=11月18日、県人会本部サロン

 ブラジル沖縄県人会主催第14回沖縄民謡カラオケ大会(与儀哲雄実行委員長)が、11月18日午後2時から県人会本部サロンで催された。新人、優秀、最高、グランプリの各部で、4歳から94歳までの130人が自慢ののどを競い合った。

 大会には15支部が参加したが、ビラ・カロン支部からの参加者が最も多く24人。カテゴリー別では、新人一般の部に35人が参加するなど、若い民謡愛好者が増えている。
 与儀実行委員長によると、参加者数は1世と他の世代が半々で、2世以降の約70%はウチナーグチが分からないようだ。
 大会には非日系ブラジル人も挑戦し大きな声援が送られていた。
 新人の部は自由選曲だが、優秀の部は15曲、最高の部とグランプリの部は各6曲の指定曲があり、新人・優秀の部では「懐かしき故郷」、最高の部では「親ぬ面影」、グランプリの部では「遊び仲風」を歌う人が多かった。
 入賞者は全41人。各部のカテゴリー(ちびっ子、高齢者、一般)の1位入賞者は次の通り。(敬称略)
▽新人の部(ちびっ子)大城レチシア「芋ぬ時代」、(高齢者)嘉数貞子「ハワイディグぬ花」、(一般)仲田勝子「便い」
▽優秀の部(高齢者)宇根美代子「道芝」、(一般)金城カチオ「遊び庭」
▽最高の部(高齢者)城間貞吉「親ぬ面影」、(一般)具志堅シゲ子「吉屋物語」
▽グランプリの部=国吉涼子「遊び仲風」
(与那嶺恵子通信員)