【ボリビア】県人会が改装、開店 マルチマーケット沖縄


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 ボリビア沖縄県人会(比嘉次雄会長)が、サンタクルス市内に所有する建物の1階部分(約400平方メートル)を「MULTIMARKET OKINAWA」として改装し、12月28日に開店式が行われた。
 建物は1979年に沖縄県や県系人の協力で建築された。その際、オキナワ移住地の作物の販売が目的の一つになっていた。コロニア沖縄農牧総合協同組合(CAICO)経営のスーパーが入店し、その役割を果たしていたが昨年9月に閉店。県人会は空店舗を12店舗に分割改装し、入店希望会員を公募、県系9店舗などですべてが埋まった。
 移住地産の野菜や養殖魚、小麦粉などを販売する店舗などが入店。開店式ではミゲール神父が祝別の祈りをささげた。県人会の比嘉会長は「これで建設の目的を果たすことができる」と開店を祝った。
 店舗の中央の広場にはいすとテーブルが並べられ、会員が自由に休憩でき、近くには飲食店が2店ある。沖縄そばも販売する店を開いた津嘉山節子さんは「そばの具も、付け合わせの漬物もできるだけ手作りしている」と話していた。
(木内一夫通信員)