【アルゼンチン】「沖縄祭り」盛大に 移民100年祭のプレイベント


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 在亜沖縄県人連合会(米須清文会長)主催の沖縄移民100年祭のプレイベント「沖縄祭り」が12月29日夜、県人連合会所有の「うるま園」で開催された。祭りには、飯田茂領事夫妻、古屋年章JICAブエノスアイレス所長ら来賓を含め4千人を超える観衆でにぎわった。

 「うるま園」は、首都ブエノスアイレスから西南へ27キロ離れた場所にある。今回は、移民100年祭のプレイベントということもあって、前回の2千人余をはるかに超える一大イベントとなった。
 祭りは、北中城村寄贈の大太鼓で開会を告げ、若者たちが国旗を掲げて入場、各市町村人会が続いた。主催者を代表して100年祭実行委員会の米須清文実行委員長は「来年(2008年)8月に移民100年祭を迎える。今晩はそのプレイベントとして、沖縄祭りを催した」とあいさつ、100年祭の成功に向けて意欲を見せた。
 開会式で、移民100年祭のロゴ入賞者の奥間モニカさんに賞状が授与された。
 沖縄祭りでは、各市町村人会の踊りや綱引き、空手などが披露され、獅子舞や沖県連本部青年らのエイサーや婦人部の手踊りなど夜中の12時すぎまで行われた。最後のカチャーシーの後、沖縄ゴルフ(山城広美代表)の提供で前回と同じく、花火500発が打ち上げられ、有終の美を飾った。
(新垣善太郎通信員)