HY・名嘉俊さん おきなわマラソンに初挑戦 〜練習編〜


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来年2月16日に開催されるおきなわマラソンのゲストランナーとして、初のフルマラソンに挑戦するHYのドラム、名嘉俊さん。

野菜ソムリエプロでアスリートフードマイスターとして活躍する津波真澄さんのコーチを受け、栄光のゴールを目指す。初心者にも参考になる俊さんの奮闘の様子をシリーズで紹介する。

俊さんと共に駆けようRoad to 2020!

スキップで動き軽くし蹴り出しの練習

県総合運動公園内の走路を走ってきた俊さんは、開口一番「あーっ、気持ちよかった」と満足そうな表情を見せた。

津波さんと初顔合わせした8月以降、10月に始まった結成20周年ツアーの準備などで、思うように走る時間がつくれなかったという。「この日を楽しみにしていた」という俊さんは、走り終わった後のストレッチの間、鼻の頭から滴る汗を拭おうともせず、一つ一つの動きを確かめながら体をほぐした。

コーチの津波真澄さん(左)のアドバイスを受け、スキップする名嘉俊さん=県総合運動公園陸上競技場

この日の練習は股関節や肩甲骨をほぐしたり、跳びはねながら体を左右にねじったりするストレッチから。その後、スキップや足を前後に交差しながら横に移動するボックスステップを繰り返した。

「動きを軽くし、蹴り出しの練習になる」(津波さん)というスキップは、結構な運動量がある。「久しぶりにやった」という俊さん、準備運動で少し息が上がってきた。

陸上競技場のトラックでは津波さんが並走し、アドバイスを受けながら走った。津波さんが重視したのは姿勢と重心、腕振りの3点。
(1)へその下近くにある丹田に力を入れて背筋を真っすぐ伸ばすこと
(2)着地する際の重心は前足部(土踏まずの前の方)に置くこと
(3)腕は後ろに引いて推進力を生むこと―が大事という。
「上半身と下半身が連動することで動きが軽くなります」(津波さん)。

思い切り汗をかいた俊さんは「ひじ、腕の動きや重心の置き方を意識している。2月まで週末はライブ、平日は仕事というスケジュールが続くけれど、30分走なら週2回はできそうですね」と意欲を見せた。

誰かと一緒が練習は楽しい

笑顔でポーズを取る名嘉俊さん

老若男女、誰でも挑戦できて、まだ見ぬ自分に出合えるのがマラソンのいいところだと思う。津波さんと一緒に走れるのはありがたいし、準備期間も楽しみです。一人でやるより誰かと一緒に練習するほうが楽しいと思う。みんなも周りの人を誘ってみて。

 

名嘉俊さんの衣装協力:大会オフィシャルウェアパートナー SVOLME

 

<「名嘉さんのマラソンにかける思い」はこちら>

なか・しゅん
1983年5月生まれ。うるま市出身。結成20周年を迎えるバンドHYのドラム。HYの数々の楽曲を作詞作曲する。フルマラソン初挑戦で完走を目指す!

つは・ますみ
野菜ソムリエプロ、アスリートフードマイスター1級。ミセスジャパン2019沖縄大会クラシックミセス部門グランプリ。フルマラソン自己ベストは2時間59分30秒。

(2019年11月12日 琉球新報掲載)