沖縄の言葉でガーラと呼ばれる魚は、最大の大きさになるロウニンアジの他、オニヒラアジやカスミアジ、ギンガメアジなど40種類前後の総称。
小学校2年生の時に釣りを始めて、ここ5年間はガーラばかりを狙っている末吉聡さん。これまで28.3キロを筆頭に年間5匹前後のロウニンアジを釣った実績がある。7月21日も夕方から、釣り仲間2人と那覇一文字に出かけた。午後6時ごろから釣ったスズメダイを餌に、ガーラを狙った。
竿(さお)はガーラモンスター、リールがソルティガ18000PG、道糸がPE8号にリーダー30号、ハリス50号に、針がツナフック7/0の大物ガーラとガチンコ勝負のタックル。午前4時に餌のスズメダイが暴れるのが竿先に伝わり、大物が近くに寄って来たことを知らせる。ギンガメアジかもと、竿に駆け寄って大きく竿が引き込まれるのを待った。
実は末吉さん、今年5月に5.6キロのギンガメアジを釣り上げたが、県記録とは思わず申請しなかった。後日、悔しい思いをした。
竿先が大きく引き込まれたのでアワセを入れた。魚は必死に抵抗するが、大物タックルの敵ではなかった。数分後釣り上がったのは81.5センチ・5.05キロのギンガメアジで、県記録を更新した。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)