沖縄で観光業支援をするサンライズ社長の田原健太郎さんは3年ほど前からジギングを始め、南美丸で26.7キロのカンナギを釣ってから釣りの魅力にハマった。
4日は釣り仲間を誘い、泳がせ釣り2回目の挑戦でカンナギを狙った。午前6時に西崎を出港、ムロアジを釣ってから午前10時ごろから大物釣りを開始。1流し目はアタリもなく、午前10時半に同船者2人にカンナギらしきアタリがあり、様子を見ていた田原さんにもアタリがあった。しかし、コツコツとしたアタリはあるものの、なかなか引き込まない。既に餌を飲み込んでいるかもとアワセてみると、急に強烈な引きで竿(さお)が締め込まれ、フルドラグで締めたシーボーグ800MJからラインを引き出し、根に張り付いてしまった。
様子を見ていたら根から魚が離れたが、すぐに次の根に張り付いた。15分ほど待っていると再び根から離れ次の根に向かって動き出した。渾身(こんしん)の力で竿を持ち、電動リールで巻き上げ、海底から引き離すことに成功。気が付けば先にヒットした2人はライン切でバラしていた。それからは時々大きく首を振って抵抗するのを感じた。15分後、白い泡と共に浮上したのは180センチ・94キロのでっかいカンナギだった。南美丸、電話090(3795)1454。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)