沖縄で釣れる太刀魚は2種類いて、漁港などで釣れるのがテンジクタチ、一方、沖合の深いポイントで釣れるのがオキナワンオオタチで通称メガタチと呼ばれる。10月ごろから2月ごろまでがシーズンで、最大2メートルを超える。太刀魚の大きさは長さではなく体高の幅を指の本数で表すことが多く、1メートルぐらいの長さだと指4本前後、2メートル近いメガタチの大物だと指10本以上にもなる。
森田哲也さんは釣り歴30年のベテランでジギングやエジング、太刀魚等を中心に楽しんでいる。10月21日はメガタチ狙いで那覇から午前7時出船。慶良間沖で太刀魚用のテンヤ仕掛けを下ろした。水深は380メートルと深いので80号の太刀魚テンヤにオモリを40号プラスして餌はサンマの切り身を使った。
この日は太刀魚の活性が高く、80~160センチがコンスタントに釣れた。午後3時に仕掛けを下ろしていると、重量感のあるアタリがあって、電動リールのスイッチを入れるが、最初は巻き上げることができなかった。それでも徐々に巻き上げることができるようになり、5分ぐらいで海面に銀色に輝く大きな太刀魚が浮いた。これが自記録となる172センチ・3.36キロの大物だった。釣船yazawa、電話080(2753)3962。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)