<金口木舌>K-POPと安室奈美恵さん

 K-POPが世界を席巻していることに隔世の感を禁じ得ない。1990年代後半に韓国留学したが、当時は口パクのグループも多く、日本のアーティストの方がレベルが高いと感じた

▼韓国は財政危機から97年に国際通貨基金(IMF)の支援を受けた。「IMF危機」で世界の市場に打って出るという新自由主義的な経済改革が進んだ
▼米ビルボードのシングルチャートで1位を獲得した「BTS(防弾少年団)」や、アーティスト部門で1位になった「BLACKPINK」。高い歌唱力と表現力を兼ね備え、複数の言語を駆使するグループを売り出す戦略が奏功した
▼韓国ではかつて、日本の大衆文化は「国民感情を害する」と禁じられていた。ただ、日本文化への関心は高く、安室奈美恵さんは抜群の歌唱力とキレのあるダンスで特に支持されていた
▼K-POPグループ「TWICE」を手掛け、「日本から世界へ!」と沖縄を含め全国でオーディションを実施した「NiziU」のプロデューサー、J.Y.Parkさん。「一番好きなアーティストは安室奈美恵さん」と公言するなど、安室さんがK-POPに与えた影響は大きい
▼安室さんは引退して2年たっても「伝説」として国内外で語り継がれる。K-POPに夢中な沖縄の若い世代から将来、世界を目指す第二の安室さんが出てくる日が来るかもしれない。



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