<金口木舌>防災の心掛けを


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 水はけが悪く、大雨が降るとすぐに冠水する場所が各地にある。雨脚が強まると急いで向かい、ずぶぬれになって写真を撮ることも多い。自動車が立ち往生したり、住宅が浸水したりすることも

▼川沿いの低地など浸水が頻発する地域には古い住宅街も多い。雨が続けば高齢者も公民館などに避難を強いられる。河川や排水路の改良が進み、浸水しなくなった地域もある。ただ市町村の防災マップを見ると浸水、土砂災害に注意が必要な地域は各地にある
▼沖縄気象台は5日、沖縄地方の梅雨入りを発表した。平年より5日早い。気象庁は5月の沖縄地方を「平年に比べ曇りや雨の日が少ない」と予報する。近年は局地的な豪雨による被害も多く、油断は禁物だ
▼気象庁は「線状降水帯」の形成を盛り込んだ「顕著な大雨に関する気象情報」を新たに発表する。都道府県の地方ごとに「命に危険が及ぶ災害発生の危険度が急激に高まっている」と呼び掛けるという
▼線状降水帯は積乱雲の連続発生で同じ場所に雨を降らせ続ける現象だ。昨年7月に九州を中心に被害をもたらした豪雨や、2018年の西日本豪雨などで確認された。激しい災害の要因の一つだ
▼自分が住む地域は防災マップでどのように位置づけられているか。避難所はどこか。行政の対策も必要だが、一人一人の心掛けで防ぐことができる被害もある。