<金口木舌>沖縄からメジャーに挑戦


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 米メジャーリーグを“二刀流”で席巻し、MVPを獲得した大谷翔平選手。スターの活躍が連日メディアをにぎわせたが、沖縄にもメジャーに挑戦する若者がいる

▼中学まで野球に打ち込んだ21歳の平良達郎選手は、野球ではなく総合格闘技でメジャーを目指す。小禄高校時代、総合格闘技ジムのザ・パラエストラ沖縄の門をたたいた
▼師匠は津堅島生まれで総合格闘技修斗の元世界王者、松根良太さん。松根さんの後を追うように昨年7月に9戦目で世界王者に。これまで無傷の10連勝で快進撃を続け、格闘技界の大物をして「ものが違う」と言わしめる
▼「世界で最も稼ぐアスリート」とされるコナー・マクレガーは米総合格闘技団体UFCの元王者。超一流選手がしのぎを削るUFCに出場することを目指し、平良選手はこのほど米大手の総合格闘技スポーツエージェントと契約した
▼笑顔にあどけなさが残る平良選手だが「3年以内にUFC世界王者を目指す」と力強い。アジア人男子初のUFC王者戴冠までのVロードが待ち遠しい。